2014年8月14日木曜日

全老健実地研修 認知症ケアinライフタウンまび  H26年度募集開始


今年度も下記の通り、例年同様の時期に本研修を開始致します。


全老健の認知症ケアの実地研修については、中四国・九州では私どもの施設しか委託を受けておりません。また、私どもの独自の研修カリキュラムでは、講義のみの受け身の研修ではなく、現任者が他施設での3日間の実習を通じて体験的に学んでいただく貴重な機会となっています。これらのことが大変高く評価され、毎年、計画的に派遣していたいただいている施設もあります。
 この機会に、計画的に職員を派遣していただき、有意義な外部実地研修の場として、貴施設の認知症介護の質の向上のためにご活用いただければ幸いです。



受講生、派遣施設のアンケートより================= 
● 何もかもが新鮮で驚きと発見の毎日でした。3日間とても楽しく過ごすことが出来ました。入所者の方と関わりを持つ中で、自然とわいてくる親しみや近づいてゆく心の距離感。同じグループになった知らない人たち(他施設の職員)と過ごし、徐々に出来上がっていくチームワーク。メンバーの違いでチームに出てくる色の違い。メンバー個々の特長、又、自分の得意な面の発見。人と関わっていく中で、コミュニケーションを通して関係が出来上がっていく様を身をもって経験できました。【介護職 経験2年】

直属上司の三か月後のコメントより===========================
■何日か職場を離れ、研修仲間と話をすることは、自分を見つめ直すチャンスだと思います。スキルアップのため、介護観を育むため、ぜひ次年度も参加をお願いします。
■研修を受講して大きく変わりました。本人が認知症について理解が深まった事、介護する上で入所者の方のこれまでの背景に思いを巡らせるようになった事、本人自身イライラせずにゆとりを持つことができ、意識や精神面で大きく変化が見られました。




■私共の研修カリキュラムの特長■
講義だけの受け身の研修ではなく、
ワークショップ形式=参加体験型の
より深い学び
をコーディネートする。
参加される受講生のこれまでの認知症介護の経験を交流し、介護現場の抱える問題意識を共有し、なじみのない環境で初めて出会う様々な人との交流から濃厚な学び体験を生み出す。
指定した認知症状のある利用者に三日間じっくり関わり、実際に介護しつつコミュニケーションを取る機会をつくり、
それを動画で撮影し自分自身のコミュニケーションのあり方を振り返る演習を行う。
さまざまな演習を体験することで、認知症専門ケア加算の算定要件である施設内での教育研修を企画運営する際のヒントを得ていただく。
事前・事後のアンケートを実施し、受講生の所属する自施設の職場チームも巻き込んで、受講生が研修の成果を持ち帰り、それぞれの現場で認知症ケアの質の向上に貢献できるようにフォローアップする。

■日時と定員  2014/11/12水曜~14金曜(12名) 3日間
2015/311日 水曜~13日 金曜  (12)   3日間
■対象  全国老人保健施設協会の会員施設の職員 
老健での経験二年以上
■参加費 3日間で合計 10,140  昼食代420円×3日含む
■申込方法 専用のFAXシートでお申し込みください。先着12まで。お早めにどうぞ。
1
カ月前に受講案内を郵送いたします。
■会場  ライフタウンまび 〒710-1301岡山県倉敷市真備町箭田1130 
電話086-698-9000 FAX698-9133  座学は大会議室使用 
■アクセス JR利用 ①山陽新幹線 新倉敷駅下車 タクシーで15
②山陽本線倉敷駅から伯備線下りひと駅の清音駅で
井原鉄道に乗り換え、井原方面へ2駅 
吉備真備駅下車  駅前に立地
      高速道利用 山陽自動車道 玉島インターを下りて真備・美袋方面へ15
井原鉄道をくぐってすぐのファミリーマートの角を右折して
井原鉄道高架の下を東へ数分 吉備真備駅前

宿泊が必要な場合  倉敷駅周辺のビジネスホテルをご利用ください。
JR山陽本線 倉敷駅から伯備線で清音駅 
       乗り換えて井原鉄道で吉備真備駅下車。駅前に立地
       接続がよければ所要時間 
倉敷駅より20分程度







2014年4月17日木曜日

春のIT塾 Gメール入門 開催のご案内

ライフタウンまびでは、
これまでの介護分野での
教育研修活動の蓄積を活かして、
岡山県生涯学習大学連携講座として
これまで施設職員向けに開いていたITの研修を
地域の皆様に公開し、
標記のような学びの機会を
提供することになりました。






インターネットに接続できる環境なら、自宅でも出先でも、パソコンでもスマホでも、設定した個人のアドレスに届くメールがどこからでも読めるし、発信もできる便利なインターネットメール。その中でも無料で大容量でのメール保存できて安全性にも優れているのがGメール。
 キーワードを登録しておけば関連する情報を定期的に送信してくれるアラート機能をはじめグーグルの様々な他のサービスと連携していて、メールの検索や整理もしやすい。

パソコンでのメールは初めてという方のための入門講座、お気軽にご参加ください。

お申し込みは下のFAX用紙で

★お問い合わせ先==========================
    ライフタウンまび  教育研修担当
   大熊正喜

    携帯  090-3639-0993
    ======================

2014年3月26日水曜日

2014年度公開連続講座のご案内  国語塾 日本語力を身につける

 これまでライフタウンまびの公開研修にご参加頂いた皆様、
 この施設ブログにご注目いただいている皆様・・・・・

2012年度に実施した、これから介護現場で後進の指導育成に当たる立場の皆様を対象とした下記の研修

■実践スーパービジョン ビデオ研修■ 
第1回『より質の高い援助実践をめざす』

については、残念ながら、二回目、三回目が開けないまま経過していますが、

今回、このシリーズとは別に、別紙の計画書のように、
これから、社会人として
長い職業人生を歩み始めた
若い (60歳未満!?) 方々を対象に・・・・・・
下記の、学習の機会を提供することになりました。

■ライフタウンまび  2014年度  公開連続研修   全10回(予定)
  国語塾 日本語力を身につける ■

月半ばの木曜の夜。年間10回開催の日程をすでにお示ししていますので
勤務等を調整して連続して出ていただくことをお勧めします。

先着順。定員12名になり次第、締め切り。
今年度は、小さく始めて、参加される皆様と一緒にカリキュラムを磨いてゆきます。
参加費は、初回のテキスト代 500円のみいただきます。

この機会に、一緒に「日本語」を学びなおしませんか???
お申し込みは個人単位で、別添FAX用紙にてお願いいたします。

★お問い合わせ先==========================
ライフタウンまび  教育研修担当
大熊正喜

携帯  090-3639-0993
======================


2013年8月8日木曜日

第24回 全国老人保健施設大会in金沢 報告





 アロマをテーマにした小郷慎一さんの発表についていった南範英さんが朝礼で報告したので、長文のレポート全文を掲載します。

■■7月24日  大会1日目。
●演題:食べる事を通してのリハビリテーションと多職種協働
 上記のテーマについての講義を聴きました。
「食べる」という大きなテーマについてそれぞれの専門職の観点から話しており、最終的な答えとしては食事をする上で「姿勢」が大事と言われてました。口腔機能・嚥下機能・シーティングポジショニングという所から「美味しく食事を食べる」に繋がると言われていました。
「食べる為にはどうすれば良いか」という点で、まず口腔機能としては、刺激性の唾液を分泌させる口腔ケアを行う事により、「食べたい」という気持ちにさせると言われていました。
次に、嚥下機能面では5期モデルについての講義でした。食べる前には、先行期5感で食べ物と認識し準備期に入り口腔期・咽頭期・食道期が全て行なえて初めて「食べたい」と言う気持ちになると聞きました。
 最後にポジショニングについて、姿勢を良くする事により誤嚥をしなくなると言う風に聞きました。その後、実際に実技を行ない誤嚥体験をしました。車椅子を使用しポジショニングについて学んだ。私達が普段行っていた、食事時の座位は、とても悪影響を及ぼしていると聞きました。実演を交えて行う事で、その事が良く分かりました。今回、実演を通して是非会社の職員にも誤嚥行って頂き、身をもって体験する事で利用者の気持ちにたった介護が行えるのではないのかと感じました。
 最後に、自分自身が誤嚥してみる事で利用者の方の気持ちが分かり普段行っていた介護が間違っていた事にも気づかされました。
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■■ 7月25日  大会2日目
●1 排泄について
 排泄に関する講義について学んできました。他施設の老健では、オムツを出来るだけ取り外す為にその方の独自の排泄・排便のアセスメントを作成。そこから排尿パターンを把握し在宅復帰も視野にいれてその方にあった定時誘導を実施することでオムツを無くそうという取り組みをされていました。
★思ったこと
 今回のこの演題を聞いて、自施設でも現在、在宅復帰等の支援を行っており、排泄での失敗等が家族にとっても在宅復帰の課題に直面している。そういった中で、発表内でもあった通り1人1人個々の排泄パターンのアセスメントを取り、定時誘導を行なうことで排泄での失敗が無くなる事で在宅支援に繋げられると考えられる。

●2 ターミナルケアについて
 ターミナルについて、他施設の発表でターミナルカンファレンスを行っていく上で、今後ターミナル期に入られた利用者の家族の方に説明する際にそれぞれの専門職が集まり参加することでどのように対応を行うかなどの話し合いが具体的に出来ているなと感じた。また、ターミナル期の利用者の家族に対し、今後の意向についてという点で、緊急時の対応についての選択肢として(心臓マッサージを行うか・点滴治療を行うか・)酸素吸入を行うかなど)詳しく説明を行うことで、家族の意向が「何もせず安楽にしてほしい」と言っていた方が「私達がかけつけるまでここまで対応してほしい」など明確になったと言う発表がありました。
★思ったこと
 自施設でもターミナル期の方を何名か今まで介護等を行って来た。緊急時に今までは、家族の方に説明し同意書も頂いているが、実際に家族との説明の場には自分自身参加した経験がありませんでした。しかし、今回の発表を行っていた施設では、家族の方と話す場には必ずそれぞれの専門職が参加していると聞き、私自信入所の担当ではありませんが参加して見たいと思いました。それぞれの専門性の観点から家族へ説明する事で、自分達がターミナル期の利用者の方に対して行える介護が少しでも増えるのではないのかと感じました。
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■■ 7月26日 大会3日目。
●1  認知症について
認知症利用者についての講義を聞きました。認知症利用者の方で、よくエレベータを使用し独歩にて離設をされる方で、自宅への帰宅願望が強い方です。自施設でも、似た様な方でエレベーターの方に行き乗って帰ろうとされる方がおられます。その行為を止めようとすると大きな声で叫んだり暴力をふろうとされます。発表をされた施設の方の対応は以下の通りです。①散歩(職員が着きそう)②利用者の家族の方と話し合いを行い面会に毎日来て頂く。③その方が何故離説使用とされるかを明確にすると言うものでした。家族の方と連絡をみつに行ない毎週1回外出の機会を確保することで帰宅願望を訴える機会が軽減したそうです。
 自宅へ帰った利用者の方は、職員の方が普段目にする事のない笑顔だったそうです。「自宅へ帰りたい」とは誰もが思う事だと思います。私達も、決して例外ではないと考えます。本人の意思を尊重すると言う事はとても大変な事だと思います。その場面で「もうちょっとしたら帰れるよ」とか「行ったらダメ」などの言葉かけを行う事は職員の身勝手なその場だけの対応になっているのではと思いました。職員が付き添いの元。外に散歩をする事でまた違うのではないのかと考えています。現在、業務に追われることで利用者の方に対して、昔は職員の人数もおり利用者の方と業務以外の時間で触れ合う事が出来ていたが、職員の人数も減り満足の行った介護が行えておらず、今回の発表を通してもう1度昔の自分と向き合える機会に与えられました。

●2  レクリエーションについて
  レクリエーションの講義の中で特に注目したのが外出行事です。自施設でも入所利用者の方を対象とした、外出行事が年に数回あります。しかし、現状では、利用者全員の外出行事参加は、実際には病気等の関係で行なえていないのが現状です。そんな中、発表があった施設では、同じく入所利用者の方を対象とした、全職員が参加し全利用者参加型の外出行事がありとても興味をもちました。外出行事を行なうに辺り、家族への参加の依頼や、事前にルートの確認・管理栄養士付き添いの元食事のチェックなど行なったそうです。外出を通して、普段ブレンダーやキザミ食しか食べる事の出来ない利用者の方が、外食を行う事で普通食が食べれたり、会話をしている際に、元気であった頃、外出行事の場所にいった思い出の話など、普段とは違った利用者の方の表情などがみれたそうです。講義を通して感じたのは、普段とは違った環境の変化という物は、施設内での生活では垣間みる事の出来ない、とてもすばらしい自然な「力」ではないのかと思いました。自施設でも少人数での外出行事はあったが職員の人数などから大規模な外出行事はありません。しかし、今回の発表を通して外出行事をする機会をもっと増やす事で、利用者の方の刺激にもなり、今後の生活にも良い影響を及ぼすのではないのかと考えています。
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■■ さいごに
 今回、3日間の研修を通して感じたのは、全国の老健施設に携わる職員が集まり発表を行なう、又は聞く機会は普段ではありません。参加人数にも、限りがあります。しかし、私自身初めて大きな大会に参加さして頂き、他施設での現状や、自施設でも同じような課題で悩んでる事に対してどのように対応しているかなど、勉強になる事は多々ありました。同じ現場で働いているからこそ分かり合えるものがあると思います。そういった事も、直接話す事で共感し問題解決の糸口になったと考えます。今回研修に参加さして頂き、今後介護を行なっていく上でとても貴重な体験だったと思います。
 研修を通して、経験した事は今後、私自身の「介護」に繋がると思いました。参加出来たことを感謝しています。

2012年11月22日木曜日

全老健実地研修Bコース 認知症ケア 開催中■1日目のカリキュラム紹介


ライフタウンまびでは、全国老人保健施設協会の委託で、昨年度から、実地研修(専門実技取得コース:テーマ認知症)を開催しています。今年度第一回は12名定員のうち9名のご参加をいただき、先週、好評のうちに終了いたしました。
 岡山県内はもちろん、遠くは、愛媛、島根、福岡、兵庫、山口の各県から、計画的に職員を派遣いただき、有意義な外部実地研修の場として、認知症介護の質の向上のためにご活用いただいています。

 今回は、受講生に了解を得て、そのカリキュラムの一端を画像を交えてご紹介します。

 まず、ご案内のチラシから、
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 ■日時と定員 第1回  2012/11/14水曜~16金曜(12名)3日間  
    第2回  2013/2/13水曜~15金曜(12名) 3日間
対象  全国老人保健施設協会の会員施設の職員 主に西日本の老健施設の職員
参加費 3150×3日間= 9450円 昼食代 525×3合計11,025/3日間
会場  ライフタウンまび 〒710-1301岡山県倉敷市真備町箭田1130
電話086-698-9000 FAX698-9133  座学は大会議室使用 
申込方法 専用のFAXシートでお申し込みください。先着12まで。お早めにどうぞ。
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カ月前に受講案内を郵送いたします。
アクセス JR利用 ①山陽新幹線 新倉敷駅下車 タクシーで15
山陽本線倉敷駅から伯備線下りひと駅の清音駅で
井原鉄道に乗り換え、井原方面へ2駅 
吉備真備駅下車  駅前に立地
      高速道利用 山陽自動車道 玉島インターを下りて真備・美袋方面へ15
井原鉄道をくぐってファミリーマートの角をすぐ右折して
井原鉄道高架の下を東へ数分
宿泊が必要な場合  倉敷駅周辺のビジネスホテルをご利用ください。
※JR
山陽本線 倉敷駅から伯備線で清音駅 
       乗り換えて井原鉄道で吉備真備駅下車。駅前に立地
       接続がよければ所要時間 倉敷駅より20分程度

 研修のねらい
専門実技修得コースは、老健施設勤務を二年以上経験している職員を対象に、専門分野において特長ある取り組みを行っている施設で各分野の専門実技を修得することを目的としている。
ライフタウンまびでは、認知症介護のエキスパート(指導者養成研修修了者・実践リーダー研修修了者)が認知症専門ケア加算の要件である教育研修活動を活発に行っている。

        現場実習と講義演習を効果的に組み合わせて、3日間の学びの体験をコーディネートし、受講生が自施設に帰って認知症ケアの質の向上に取り組めるよう専門的能力・人間的能力を磨く機会を提供する。


 ■私共の研修カリキュラムの特長
講義だけの受け身の研修ではなく、ワークショップ形式の参加体験型のより深い学びをコーディネートする。
 参加される受講生のこれまでの認知症介護の経験を交流し、介護現場の抱える問題意識を共有し、初めて出会う様々な人と人の交流から3日間の濃厚な学び体験を生み出す。
 指定した認知症状のある利用者に三日間じっくり関わり、実際に介護しつつコミュニケーションを取る機会をつくり、それを動画で撮影し自分自身を振り返る演習を行う。
認知症専門ケア加算の算定要件である施設内での教育研修を企画運営する際のヒントを得ていただく。
事前・事後のアンケートを実施し、受講生の所属する自施設の職場チームも巻き込んで、受講生が研修の成果を持ち帰りそれぞれの現場で認知症ケアの質の向上に貢献できるようにフォローアップする。

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では、実際のカリキュラムを画像を交えてご紹介いたします。

■1日目

●環境不適応型認知症の疑似体験

簡単なオリエンテーションの後、すぐに現場に入っていただく。
突然、見知らぬ環境に置かれた時に感じる戸惑いや不安・孤立感を味わっていただく。また、介護現場で参与観察しながら、施設の雰囲気を味わい、この日は、昼食も利用者と一緒に摂っていただく。
その日の夕方、もう一度この体験を振り返って、どの様なきっかけで人や物の環境になじんできたか、その要因をグループで話し合う。





この体験の振り返りを通して、認知症の人が環境になじんでいくための大切なきっかけを自分の体験を通して洞察していただく。

体験の振り返りをグループでする際に、他の科目でも同様だが、このようなフリップを作成して、皆の前で2分間といった時間を区切ってプレゼンをしていただく。
 このようなトレーニングで、内容の学びと同時に、様々なコミュニケーションの力が自然に身についていく。





●オリエンテーションと施設内見学
いきなり、四階フロアーに連れてこられて一時間過ごした後、本来の研修の最初に行う、施設のスライドでの紹介と現場の見学・案内が行われる。


※この時、3日目の各チームごとの課題が出る。
 3日目の午後、利用者の前で10分間程度、利用者を楽しませるパフォーマンスを各チームで考えて実行する。
 このため、レクリエーションの機材などが置いてある倉庫も見学コースに入れている。

●学びのチームづくり

この三日間の職場を離れた研修に際しては、以下のような事前課題が二つ課せられており、一週間前にFAXで講師チームの元へ送られてくる。



1日目午後はまず、設問①を材料に、各チームで2分間のスピーチをしていただく。つぎに、設問②をもとに、各チームで「ポストイットBS法」というグループワークのスキルを活用して、課題のフリップを作成して発表していただく。


この、ポストイットを使ったブレーンストーミングのスキルは、自施設の研修はもちろん、目標づくりや問題解決など様々なチームでの日常活動の中に取り入れることができる。最近は、ポストイットの色を変えることで、黄色の個々の課題をピンク色でカテゴリー化していくというように効率的に使うようにレベルアップしている。

 ここで作成されたフリップは、自施設の認知症介護の中で困っていることの解決のために、3日間の研修の中で何かヒントが得られるかどうか、常に目的意識を持って研修に臨んでいただくために、3日間ボードに掲示しておき、3日目の午後にもう一度振り返る。



 3日目には、其々の課題に対してヒントになると思われる学習内容のキーワードを緑色のポストイットで貼っていく。外部研修での成果を以下に現場に定着させるか、その工夫の一つです。



●偏愛マップ・コミュニケーション
 自分の好きなもの・好きなことについて一枚の白紙に具体的なキーワードを散らすように図化し、それを見せ合いながら自己紹介する。チームビルディングにもつながる演習。
 
 




この「学びのチームづくり」の一連の演習を通じて、同じような仕事の悩みを抱え、様々な背景、個性を持つスタッフが、相互理解をすすめ、3日間限りのチームを作っていくプロセスを体験することができる。
 
 偏愛マップコミュニケーションは、ライフタウンまびでは、新人が入る4月の定例研修として取り入れられており、その様子は、Youtubeで紹介されている。



● 施設職員との交流および演劇ワークショップ

 1日目は18:00までたっぷり講義演習があり、一応解散となるが、近くから通学されている方、近くに宿泊されている方に残っていただいて、私共の施設の職員との交流の機会を設けている。
 さらに、「演劇ワークショップ入門」という40分程度の実技を一緒に行う。

 


    演劇ワークショップとは、チームで一つの演劇を作りだしていくプロセスを体験しながら、演劇の持つ「教育力」を様々な職業人の研鑽に活用するというもので、今回は「入門編」として
     演劇創作に入る前のウォーミングアップとして使われている「アクティビティ」を一緒に行った。

演劇を介護などの対人援助職の養成教育の場で活用している実績としては、岡山県立大学がある。

参照サイト:  http://www.team-gover.oka-pu.ac.jp/video/movie/kouen_ensyu.html





2012年10月23日火曜日

認知症介護実践者研修を受講して 江国徹


 認知症介護実践研修は、現場経験2年以上の中堅職員が受講する実践者研修、その修了後1年以上経過して受講できる、リーダー研修の二段階の研修が用意されており、認知症介護の奥の深さを学び、現場で専門性を磨いていく上でのキャリアプランとなっている。
 
 私たちの施設でも、このステップを利用して、計画的に現場職員を研修に派遣している。さらに、私共の施設には、認知症介護研修・研究仙台センターで長期研修を受けた、「認知症介護指導者」が2名おり、岡山県の認知症介護実践研修の講師としても活躍している。

 今回、2012/10/23に、岡山県社会福祉協議会の実施する平成24年度第四回の実践者研修で、2010年11月にこれを修了した江国徹が、先輩修了者として実践報告をしたので、収録する。


きらめきプラザ 301研修室




■ 私の学びと反省  江国徹   ■

講義や演習の中から、私が1番印象に残っているのは、パーソン・センタード・ケアです。
受講前には、知らなかった認知症ケアの理念だったからです。
パーソン・センタード・ケアとは、認知症をもつ人を1人の「人」として尊重し、その人の視点や立場に立って理解し、ケアを行おうとする認知症ケアの考え方です。
周りの人から「大切にされている」という気持ちを持てるケア。それは、パーソンフッド(その人らしさ)を高める事を主眼とするケア。パーソン・センタード・ケアのパーソン(人)とは認知症の人だけではなく「ケアに関わる全ての人を指す」という事が印象深かったです。
「全ての人を指す」と言うのに、自分よがりになり、自分では気づかないまま「行動障害」を私の勝手な考えでケアしていて「その人らしさ」を見逃してしまっていた事に気づきました。
パーソン・センタード・ケアの理念を知らなかった頃の私は、人中心のケア・利用者本位のケアをと考えていても、忙しい言い訳に「業務優先」に近い考えであったと思います。しなければならない事ばかりの「先」を見て、認知症利用者の方の「その人らしさ」を見逃してしまっていた事に気づきました。今も、癖なのでしょうか、「先」を見てしまいます。「これでいいのか・・・?」と再度自分に問いかける事ができました。








 そうして、私が研修後に取り組んだ事は、パーソン・センタード・ケアの考えを活かしひもときシートを作成した事です。ひもときシートは、援助者の思い込みや試行錯誤で迷路に迷い込んでいる状態から脱するシートです。
ライフタウン まびの取り組みとして、年に1回、介護・看護・療法士・相談員などの職員がひもときシートを作成し、数名の症例発表をさせて頂いています。
 認知症専門ケア加算を算定するにあたり、算定条件で、介護・看護職員ごとの研修計画を作成し実施とあります。ライフタウンまびではひもときシートでの研修を実施しています。
 私は、受講前に1度、ひもときシートを使用し、認知症利用者様の考察を行いましたが、1度目は、パーソン・センタード・ケアの存在も知らずに考察を行ったものですから、よく分からず・・・なんとなく作成したと思います。
 去年は、受講後でもあり、パーソン・センタード・ケアの考えを参考に2度目のひもときシート作成をしました。パーソン・センタード・ケアを知った事で1回目よりは、「その人を知るように・・・」という視点で作成する事ができましが、まだ知識不足と感じて、今、書籍を読んで勉強中です。
本を読んだり、調べたりしていると、まだ「その人らしさ」を深く考えれていないと感じます。
来年は今より認知症利用者様の行動障害が理解ができるようになればいいなと思っています。


 私はパーソン・センタード・ケアの考えを自施設の事例検討で行っている「ひもときシート」に活かせないかと考え、自身の認知症ケアの新たな取り組みとして実施しました。
事例を通しての取り組みを紹介させて頂きます。

事例概要
 女性 70歳前半 
 要介護3 ADL=A1 認知症自立度=
 病名=アルツハイマー型認知症 高血圧
生活歴 
 長年勤めをしてきた。H10年代中頃から認知症症状出現。
 その4年後 アルツハイマー型認知症の診断あり。他施設の通
 所サービスを利用していましたが、徐々に利用回数減少。その
 後、本人が通所サービスを拒否するようになり利用終了。
 約2年後 ライフタウンまび 通所リハビリテーション利用開始と
 なる。
 












●ひもときシート:提供者自身が感じている事例の課題
しかし、落ち着きつつあった頃から7ヶ月後 ゴミ箱のペーパータオルを拾う行為が出現。
ゴミ箱からペーパータオルを拾い出し、収集する事で手が不潔になってしまう。
その手で、あちらこちらと触る事で不衛生な環境になってしまう・・・と考えました。





その後、ゴミ箱からゴミを拾い出す行為は激しくなってきています。
他利用者から「また、取ってるよ・・・汚いなぁ・・・」と言われてしまい、特別視されてしまいます。
現在は、少し離れた所にビニール袋を設置しゴミを集めたり、ゴミ箱の位置を変更したりして対応してきましたが、他のゴミ箱からゴミを拾い出すようになりゴミ収集は続いています。
本人様に「どうするの?」と尋ねると「持って帰る」「いるの」などの返答がありました。
そうして、家族に、昔から生活してきた事・仕事の内容などから、収集する事について、原因になるような事はありましたか?と尋ねてみたところ、「物は大切にしてきた」など色々な情報が得られました。

家族から聞いた事==============================================================
●物を取り込むような原因になる様な事は思い浮かばない
●仕事は「倉庫整理や分別」「自動車関係の仕事(傷なおし)」
●物は大切にしていた。
●天気の良い日は機嫌が良い、悪い日は機嫌が悪い
●ミシンが上手
●仕事熱心
●皆から愛される人柄であった

昔の同僚から==================================================================
●精密な仕事内容であった。

   周辺はゴミやホコリがないように綺麗にしておかなければならない仕事であった
という事です。
物を習慣的に大切にしてきたので、もったいないと思っているのか、昔の仕事上、綺麗にしておかなければいけないと思っているのか、持って帰ってミシンで何か作ろうとしているのか・・・原因は私には分かりませんが、行動障害の原因は、生活史の中に行動障害への解決策があるように思います。






 パーソン・センタード・ケアを知る以前の私は、ペーパータオルを拾う行為を、「不衛生になる」と考え、「汚いよ」「駄目よ」などと言い、ペーパータオルを取り上げていました。
そうして、取り上げられた事に不快感を示し、表情もこわばります。落ち着きがなくなり、そわそわし始め「ああ・・・しまったなぁ・・・どうすればいいんだろう・・・・」と悩んでいました。
そうして、その場しのぎで、なんとなくケアしていたと思います
「汚い」の声掛けからケアしたことに間違いがあり、「どうしたの?」「いるの?」などの声掛けから関わり、「行動障害」を引き起こす原因を引き出せるような声掛けやケアが必要であったと思います。
「ああ、また取ってる・・・」と見守るのではなく、「おはよう、今日の調子はどう?」と積極的に関わり「大切に思われている」と思って頂けるように接する事で、笑顔の数は増えてきたように思います。
その後、さらに情報収集した結果、人にあげる為に収集しているのではないか?という意見がありました。ペーパータオルを持っている時に、「それちょうだい」と話をすると、快く渡してくれる時もあります。
誰かに、あげるため・・・という理由の収集。心優しい利用者の行動に、私の「衛生的によくない・・・汚いから」という理由で問題行動と決め付けた、私の一方的で思いやりのない援助だったと思います。




 パーソン・センタード・ケアを知り、自分自身のケアを見直すきっかけとなりました。
以前の私は、事例のような事があれば「汚いから駄目ですよ」の言葉が、いけない・・・と分かっていても言ってしまう自分であったと思います。
どのように声掛け・対応してよいか分からず、ペーパータオルを収集する行為に慣れてしまい見守るだけであったり、時に「汚いから」という理由で取り上げる事であったり、不適切なケアになっていました。
それはなぜ?と思うと、そこにはなぜ駄目なのか根拠がなかったからだと思います。
パーソン・センタード・ケアの理念を知り、本を読んだり、調べていくうちに、私は、表面的な事ばかり考えて、なぜ「行動障害」が起こるのか深く考えていなっかった事に気づきました。
パーソン・センタード・ケアを知った事で「大切に思われている」という事を感じて頂けるようなケアをしていきたいと思います。
※ 表面的とは? ⇒ インターネットより
「ケアの目標は、清潔や安全である事だけでしょうか?特に認知症がある場合は、一人ひとり異なる認知機能や健康状態 性格 人生歴 周囲の人間関係など、その人の個性をふまえ、また関わりを通して、その人が今どのような体験をし、どう感じているか、周囲の人が理解し、支えようとする事が大切」





私の学びは、
パーソン・センタード・ケアの考えを活かしひもときシートを作成し、書面に起こす事で、援助者が課題に感じている事・多面的な事実確認や情報を多角的に捉えることができ、その場しのぎのケアから事実・根拠に基づいたケアへと考えられるようになった事。
そうして、その場しのぎのケアから事実・根拠に基づいたケアができるよう習慣的に考えられるようにならなければならないと感じた事です。




パーソン・センタード・ケアを知る以前の私は、ペーパータオルを拾う行為を、「不衛生になる」と考え、「汚いよ」「駄目よ」などと言い、ペーパータオルを取り上げていました。
そうして、取り上げられた事に不快感を示し、表情もこわばります。落ち着きがなくなり、そわそわし始め「ああ・・・しまったなぁ・・・どうすればいいんだろう・・・・」と悩んでいました。
そうして、その場しのぎで、なんとなくケアしていたと思います
「汚い」の声掛けからケアしたことに間違いがあり、「どうしたの?」「いるの?」などの声掛けから関わり、「行動障害」を引き起こす原因を引き出せるような声掛けやケアが必要であったと思います。
「ああ、また取ってる・・・」と見守るのではなく、「おはよう、今日の調子はどう?」と積極的に関わり「大切に思われている」と思って頂けるように接する事で、笑顔の数は増えてきたように思います。
その後、さらに情報収集した結果、人にあげる為に収集しているのではないか?という意見がありました。ペーパータオルを持っている時に、「それちょうだい」と話をすると、快く渡してくれる時もあります。
誰かに、あげるため・・・という理由の収集。心優しい利用者の行動に、私の「衛生的によくない・・・汚いから」という理由で問題行動と決め付けた、私の一方的で思いやりのない援助だったと思います。




■■  この江国報告についてのコメントを大熊正喜が翌朝の朝礼で行いました。 11分



【要約】


●「パーソンセンタードケア」というタイトルからさらに一歩踏み込むと
 江国さんの一番良かったことは、BPSDの原因・背景を生活史に探るため
 ご家族にインタビューしたこと。
 BPSDを「上から目線」で抑制することが介護ではなく、生活史をひも解く中で
 その人の行動の意味を想像し了解すること。

●介護現場では、業務優先の第一原理と個別ケア優先の第二原理の
 健全な緊張関係が必要。
 業務優先だけでは不適切ケアからBPSD増悪の悪循環が起きる。