ライフタウンまびでは、毎年夏場に、ムトーハップのお風呂を希望者に実施しています。あせもや湿疹など夏場の皮膚トラブルの予防になりますが、疥癬の予防にもなります。私どもの施設では、開設11年目ですが、6年前に職員が感染しただけで、利用者からはまだ一度も疥癬が発生していません。
■疥癬とは
ダニの一種であるヒゼンダニが皮膚の角質の中に寄生することによって起こる感染性の皮膚病。 腹部、わきの下、大腿内側などにパラパラと赤い丘疹ができて、激しいかゆみを伴います。 普通の疥癬では、隔離の必要はないのですが、免疫力の落ちた方に発生しやすいノルウェー疥癬という重症型では、隔離の必要があります。
高齢者の施設では、利用者だけでなく職員にも蔓延してしまう疾患であり、どこの施設でも集団発生の予防に気をつけています。
ムトーハップは昭和初期から80年以上使われている国民的入浴剤で、現在の高齢者には若いころからのおなじみの入浴剤。ライフタウンまびでは、昨年、6月の梅雨時期にムトーハップのお風呂を実施したところ、好評で、9月まで続けました。
今年からは、ポスターのように、毎年5月から9月までをムトーハップ月間として実施しています。
◆ムトーハップ月間のポスター
◆個人浴槽のムートーハツプの湯に使っている様子
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